鬼の足跡
壱岐郷ノ浦港から車で約15分。
車を停めて歩いてすぐ、見渡すかぎりの平野と海の中に、突然ぽっかりと穴が開いているのに驚きます。※高所恐怖症の方は注意!!
「鬼の足跡」と呼ばれるだけあって、特大級です。(周囲110m)
長い時間をかけて海の潮が侵食して大きな穴があきました。というのは科学的な見解で、
壱岐の言い伝えでは、「大鬼が鯨を捕るために踏ん張ってできた足跡」だと言われています。
「デイ」という大鬼が、腹ごしらえにフンドシで鯨を3匹すくって食べたんだそうで…左足は辰ノ島蛇ヶ谷に、右足はここ郷ノ浦牧崎に、地図で見たらこれだけ距離があるのでかなりの規格外サイズです。
大鬼デイは鯨をたらふく食べた後も、壱岐にそのまま居つき悪さをしまくり島の人々を困らせました。まるで鬼ヶ島です。
最終的に困った人々はデイの足よりも大きな草履を作って、自分よりも大きな奴がいると思わせおののかせ、見事退散させました。なるほど賢い。
鬼凧「百合若大臣VS悪毒王」の話も有名ですね。これもまるで桃太郎です。
壱岐には古い言い伝えが数多くあって、神様や鬼など嘘みたいな話がいっぱいです。
実際にこんなに大きくて謎な穴や岩、鬼がいたのもあながち嘘ではないかもしれませんね。ロマン溢れます。
ここを見るなら夕方がおすすめ!
夕日のオレンジ色が穴に差し込んで絶景です。
断崖絶壁にあるので鬼の足跡を見たあとも、崖から海にわたる景色がなんとも言えません。
裏から見た鬼の足跡
水平線がきれいです。すぐそこは崖っぷちです。
ブラジルみたいな写真も撮れます。
見えますか?
撮影者と被写体の距離は声も届かないほどなので、
立ち位置やポーズの指示、帰ってこいなど全部ジェスチャーとなります。笑
開けた大地ですがすぐのところに崖があります。
小さいお子様をお連れの方は十分にお気を付けください。(大人の方もご注意!)
<鬼の足跡>
所在地: 〒811-5154 長崎県壱岐市 郷ノ浦町牧崎